1.ステンレスがさびにくい理由
鉄にクロムを加えると、クロムが酸素と結合し、鋼の表面に薄い保護皮膜 (不動態皮膜)を生成。
この不動態皮膜がさびやよごれの進行を防ぐ。
またこの不動態皮膜は100万分の3mm程度のごく薄いものだが、大変強靭で、
一度こわれても、周囲に酸素があれば自動的に再生する機能がある。
2.ステンレスのさび
特定の環境、使用条件の下では「さびる」ことがあるので、正しい使い方をする事が大切。
・もらいさび
ステンレスの表面に鉄やアルミなどが付着したまま放置すると、その鉄やアルミが腐食を起こし、これに湿気が加わって固着し、ステンレス自体のさびのようにみえることがある。
・塩分の付着
塩分がステンレス表面に付着したまま放置すると、その部分がさびることがある。
(ステンレスは鉄やアルミなどより塩分に対する耐食性にすぐれている)
3.ステンレスのお手入れ方法
基本的には中性洗剤(食器用洗剤)をつけて洗う。
それでも落ちない汚れは、ステンレス用クレンザー・酢で対応。
傷やさびの原因になるので、スチールタワシ、磨き粉、ベンジン、シンナーは使用しないこと。 |